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正しいことをしてしまうエコシステム

正しいことをしてしまうエコシステム
「テキトーに、ごまかしときゃいーんだよ。あいつらアホだなー。」と言っていた20代。

「正しさ」なんて、要領よく生きるためには、余計なものでしかない。かなり長い間、そう思ってきた。

いや、基本的な考え方は、今も変わっていない。しなくていい苦労は、しないほうがいいし、要領よく、効率よく、楽して生きたい。(・・・なんか、活字にしたら悲しくなってきた)

ただ、その悲しいまでに軽薄な合理性の先が、結局「正しさ」に行き着いたことは、とてもおもしろいと思った。

なにかをやろうとする時、「正しい」ことは、「正しい」というだけで、すごい付加価値を持つ。その「正しさ」の引力はすさまじく、一般的な評価や、満足度だけではなく、ネットワークを、人を、そしてお金さえも集めてしまうのだ。

・志しに正しさがあれば、人が集まり、友達ができる
・仕事に正しさがあれば、友達が集まり、より高い価値を提供できる
・価値に正しさがあれば、そこにはお金が集まる

これは、本当にすごいことだと思う。おなじだけの引力を、権謀術数でなんとかしようしても、凄まじい労力が必要なばかりか、実現そのものが難しい。「口先三寸で友達をつくり、『いや、マジで救われるツボなんだって、いやマジで』と詐欺の片棒を担がせ、『本当は10万円なんですけど、今日は特別に3万で良いです』」なんてこと、続くわけがない。

多くの人は、自然と、正しく生きたいと思っていて、その大きな流れに逆らうのは得策ではない(いや・・・もしかすると・・・いや、やめよう。世知辛くなる)。

それにしても、"その力を利用して、要領よくやろう"という、実に打算的で、正しくない動機を持っている人でさえ、結果として「正しい」ことをしてしまう、このエコシステムは本当に良くできている。

世界は、人は、本当におもしろい。

2008/10/11 06:01Comments (0)TrackBacks(0)

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